わたしが残していくもの






作詞:弥勒 作・編曲:小倉超 歌:西島三重子




「わたしが残していくもの」(メディアリンク¥1020)
【お申込】アオイスタジオ  






思いだしてごらんよ
あれは春のひざし浴びて
零れるような 笑みを浮かべる
黄色い帽子 家族写真

思いだしてごらんよ
あれは夏の海の匂い
はにかむように 笑うあの人
いつしか恋を 知っていく

ああ 風が吹く
心の奥 駆け抜ける
ひとりぼっちの夜ほど
愛してくれた人を思う

ああ 風が吹く
めぐりめぐる季節(とき)を過ぎ
いつか 最後に私が
残していくものが
微笑みであるように



思いだしてごらんよ
あれは秋のポプラの道
肩を落とした 私をのぞき
おどけてみせる 友のえがお

思いだしてごらんよ
あれは冬の空に抱かれた
愛する人の 最後の姿
粉雪 頬で 溶けていく

ああ 風が吹く
遠い時代 駆け抜ける
たとえ思いだせないほど
涙も とうに 涸れはてても

ああ 風が吹く
すべて運び去っていく
どうか 最後に私が
残していくものが
微笑みであるように

残していくものが
微笑みであるように